言語聴覚士 たかの のホッと一言

『聴く』

言語聴覚士の言語訓練のイメージは、絵カードを並べてポインティングさせる!というものが通説かと思います。

お子さんの場合、絵カードで聴き取りができるレベルであっても、絵のはめ板を使って聴き取りを行います。

カチッとはまる感覚や木のぬくもり、絵カードにはない良さもあります。

そして、盤を左手(補助手)、ピースを右手(使用手)で持つ操作が加わることにより、より聴くまで待つという時間、タイミングを取りやすくなります。

セラピストと交互に行うこともあり、お子さんの発音チェックも何気なくでき、相手を意識して伝える練習にもなるのが利点です。

聴くことは苦手なお子さんが多い中で、視覚的に理解できるお子さんも多いため、このはめ板が大活躍します。

聴く言葉をセラピストが変化させることで、言語理解を推測することも可能です。

例えば、「家で飼われる動物」「しっぽの長い」「ねこ」「にゃーにゃー」などなど・・・

療育の中で、パズルのように使用されることがほどんどで、つい「これ、何?」と言わせてしまうはめ板( ゚Д゚)

色々な方法ではめ板を活用してみてはいかがでしょうか?