言語聴覚士 たかの のホッと一言
『スケジュール』
迷路の課題を一緒にやっています。
スケジュールは提示していませんが、箱の中に課題を入れておき、それが全て終わったら「終わり」にしています。
「スケジュール」と言えば、文字や絵カードで明示しておき、始めと終わり、時間の経過が目で分かるようになっているものが多いと思います。
今回の箱を使用してのスケジュールは、セラピストがコントロールしていますが、30分という時間の中で課題を全て終わらせるという時間の感覚を共有し、次のステップでは始めと終わりの課題以外をお子さんに並べてもらい、30分課題を行うことにチャレンジします。
スケジュールは、セラピストや大人側がコントロールするところから、お子さん自身がスケジュールを自ら組んで課題を遂行し、達成するというところまで行うことが必要です。
スケジュール通りに課題をこなす先に、実生活の中で準備や片付けが自発的にでき、且つ生活の中で休憩や遊びを楽しめるようになるには、細かなステップを経験することが大切です。