理学療法士 いけもとの チョットひとこと②
幼児の不思議。
「小さな子どもの大冒険」のようなフレーズをよく耳にしませんか?
何がそんなに楽しいのか?と不思議になるくらい、同じところを行ったり来たり、上がったり下りたり、大人の方が疲れてしまう経験をしたことがあるのではないでしょうか。
昔の話をすると笑われますが、押し入れの2段目から布団へダイブ、床に足を着かないように椅子からソファに移動するなんて部屋遊びをしたのではないでしょうか?
今回は、折りたたんで15㎝の高さのマット二つを、跨げる幅を開けて並べて簡単なアスレチックを試してみました。
15㎝は概ね階段の高さで、これから先必ず出会う環境、設備の一つです。一人で這い上がるのか、ママに助けてもらうのか、助けてもらったとしたら、どのような上がり方をするのかを確認することで、今どれくらい力があるのか、どこまで一人でやらせられるかの目安となります。
幅(谷)は、自分の届く距離(長さ)の感覚、安全であるかどうかの見立て(高さの感覚)など状況判断能力(認知)を養う上で役に立つと考えています。
家財道具を使った遊び、いたずらでも、見方を変えれば体育遊びになりますし、アスレチックトレーニングにすることも可能です。自らの昔を思い出しながら、子供と一緒に動いてみてはいかがでしょうか。